物損事故


物損事故


物損事故(対物事故)とは、交通事故のうち人の死傷がなく、車両や建造物などの器物を損壊するだけの事故を言います。

物損事故は自賠責保険の対象外であるため、車両が破損した場合でに一切保障されることはありません。
そのため、任意保険で対応するしかないのが実情であり、事実上、任意保険への加入は必須となっています。

また、運行供用者責任の適用がないという点も特徴の一つです。

交通事故が発生した場合に、 損害を賠償しなければならない者を、「自己のために自動車を運行の用に供する者」 (運行供用者)という言葉で定めています。


物損事故は、財産的損害のみ


物損事故は、人身事故の場合と異なり、通常、精神的損害(慰謝料)が認められることがありません。基本的に賠償請求が出来る範囲は、財産的損害のみとなります。

交通事故の物損事故における財産的損害には、以下のようなものがあります。

  • 車両等の修理費
  • 車両等の買替のための費用
  • 車両等の評価損
  • 代車使用料
  • 車両登録費用
  • 休車損
  • 遅延損害金


物損事故の場合、人身事故と異なり、刑事処分を受けることはありません。
道路交通法違反のみが問題となり、過失建造物損壊罪(道交法116条)を問われることがあります。



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弁護士に相談する前に
交通事故により被害者になった場合、弁護士に依頼したほうが、弁護士費用を差し引いても、結果として示談金を多く受取れるケースがほとんどです。
しかし、被害者であっても、過失割合が高い場合や、後遺障害等級が低い場合などは、弁護士に依頼することで費用倒れになる恐れがあります。

また、加害者になった場合は、弁護士に依頼しても損保の特約でもカバーできず、費用倒れになるケースが一般的なため、損を場合がほとんどです。

このように、弁護士に依頼する際は、事前に十分検討しておく必要があると言えます。
弁護士に交通事故トラブルに関する相談をする場合は、今後の見通しや弁護士費用の説明について十分に聞いておくことをおすすめします。



  • 最終更新:2014-12-19 18:04:50

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