任意保険について


任意保険について


任意保険とは、文字通り任意で加入する自動車保険のことを言います。

しかし、任意で加入する保険であるにもかかわらず、日本では自動車保有者の80%以上が加入している(共済保険を含む)ため、ほとんどの人が自賠責保険と任意保険の両方に加入しているということになります。

任意保険は、上限額が決まっている自賠責保険ではまかないきれない損害を填補するためにあります。
そのため、自賠責保険を「下積み保険」、任意保険を「上積み保険」と呼ぶこともあります。


任意保険の一括払い制度

任意保険には、一括払いという制度が存在します。
一括払いとは、自賠責保険の補償分も含めて損害金全額を任保険会社に対して請求することが出来る制度のことを言います。


一括払いのメリットは、被害者や被保険者である加害者が自賠責保険と任意保険の双方に対し、個別に請求する必要がないため、手間が省けるということが挙げられます。

デメリットは、任意保険会社との示談が終わるまで、自賠責保険にも請求出来ないので、支払いが遅くなるということが挙げられます。



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弁護士に相談する前に
交通事故により被害者になった場合、弁護士に依頼したほうが、弁護士費用を差し引いても、結果として示談金を多く受取れるケースがほとんどです。
しかし、被害者であっても、過失割合が高い場合や、後遺障害等級が低い場合などは、弁護士に依頼することで費用倒れになる恐れがあります。

また、加害者になった場合は、弁護士に依頼しても損保の特約でもカバーできず、費用倒れになるケースが一般的なため、損を場合がほとんどです。

このように、弁護士に依頼する際は、事前に十分検討しておく必要があると言えます。
弁護士に交通事故トラブルに関する相談をする場合は、今後の見通しや弁護士費用の説明について十分に聞いておくことをおすすめします。



  • 最終更新:2014-12-22 17:56:07

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